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ジーニアスブラックボックスの検証結果
今回はジーニアスブラックボックスというFX取引ツールを検証しました。
山口孝志(通称FX-JIN)が企画したもので、彼の評判はあまり良くありません。
詐欺の疑いもあり、注意が必要です。
ジーニアスブラックボックスのLPでは「ジャングルで生活しながら3億円」などと宣伝されていますが、これは現実的ではありません。
結論:ジーニアスブラックボックスは一切おすすめできません
この記事を見ている方の中には、ジーニアスブラックボックスの副業に興味を持っている方もいるかと思います。
詳細を知りたい方はこのまま読み進めてください。
オイシイ話には必ず裏があることを覚えておいてください。
当サイトは、副業詐欺や怪しい案件を様々な角度から検証し、少しでも多くの人が被害に遭わないよう活動しています。
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ジーニアスブラックボックスとは
クロスリテイリング株式会社の山口孝志(通称FX-JIN)が提供する新しい商材「ジーニアスブラックボックス」に関する詳細な解説です。
この案件は、「無償で多額のお金が手に入る」というような宣伝文句で注意を引いていますが、実際のところ、その実態は高価な自動売買ソフト(EA)の販売です。
そのソフトによって収益を得られるかどうかについては保証がないのが現実です。
インターネット上の評価を見てみると、クロスリテイリング社や山口孝志に対する意見は以下のようなものが多いです。
- クロス関連のEAは儲からない
- 詐欺に近い商材
- 疑念を抱かせる
こうした否定的な声が多数見受けられます。過去には、不明瞭な事業内容から集団訴訟の準備が進められたこともあり、さらに山口孝志氏自身が脱税で在宅起訴された経歴もあります。
山口孝志の逮捕に関する情報
これらの過去の出来事から、「ジーニアスブラックボックス」が利益を生み出せないと断言することはできませんが、過去の実績から見ると慎重な姿勢が求められます。
高額な商品でありながらも市場に出回っているため、確実な詐欺と決めつけることは難しいものの、山口孝志氏が手がけたFX関連商品の中で、宣伝通りに莫大な資産を築いたという確かな証言は見つかっていません。
誤解を招いたり虚偽の可能性がある広告には十分に注意する必要があります。
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ジーニアスブラックボックスの内容
ジーニアスブラックボックスの宣伝内容
「ジーニアスブラックボックス」は、「FX史上最大の謎」と称し、「ジャングルの中で暮らしながらも完全自動で3億円稼ぐ!?」という刺激的なキャッチフレーズで売り出されています。
この自動売買ソフト(EA)は、ユーザーの知識や経験を必要とせず、購入するだけで自動的に莫大な利益を生むと宣伝されています。
なんとも魅力的で夢のような話ですが、現実はそう単純ではありません。
この「ジーニアスブラックボックス」の実績や成果報告に注目することをお勧めします。
驚くべき成功事例があるかもしれませんが、それが普遍的な結果であるかどうかについては、高額商材であるが故に慎重に判断する必要があります。
ジーニアスブラックボックスの謳い文句に隠された真実
ジーニアスブラックボックスのランディングページ(LP)では、以下の驚異的な実績が謳われています。
- 「100万円が22億円に」
- 「10万円が18億円に」
- 「5万円が17億円に」
これらの数値を見ると、誰もが驚きを禁じ得ません。
しかし、注意深く画像を精査すると、「Strategy Teste Report」といった文字が記載されていることに気付きます。
つまり、これらの成績は実際の市場運用を反映したものではなく、過去のデータを基に行われたシミュレーション、いわゆるバックテストの結果です。
バックテストとは、過去の市場データを用いてシステムトレードのルールがどれほど有効だったかを確認する方法です。
しかし、これはあくまで「テスト」に過ぎず、結果を操作することも可能です。
要するに、バックテストの結果は実際のトレードの成績としては不十分であり、信頼性を評価するためにはリアルタイムの市場での成績を示すフォワードテストの結果が重要です。
残念ながら、クロスリテイリング株式会社が提供する投資案件はバックテストの結果しか公開していません。
さらに、LPにはエントリーポイントや決済ポイントが記されたチャートも掲示されていますが、これも後から任意にポイントを打ち込むことで簡単に作成できる可能性があります。
もし本当に数億円、さらには数十億円もの大金を稼ぎ出す自動売買システム(EA)が存在するならば、山口孝志氏やその社員が独占的に運用すればよいはずです。
商品として販売する必要はありません。
ユーザーが存在せず、リアルな市場でのテスト結果がないため、フォワードテストの成績を公表できないという解釈もできます。
そのため、提供されている情報が信憑性を持った実績だとは到底言い難いのです。
また、EAの元となる取引ロジックについての詳細な解説もなく、提示される成果報告の信頼性にも疑問が残ります。
こうした事情を踏まえると、評判の良くない企業から高価なEAを購入する理由は見当たりません。
それでは、ジーニアスブラックボックスに実際に登録を試み、より詳細かつ客観的な情報に基づいて検証を行います。
ジーニアスブラックボックスへの登録
ジーニアスブラックボックスにメールアドレスを登録すると、サンクスページが表示される仕組みになっています。
公式LINEアカウント「GeniusBlack Box」に登録完了後、歓迎メッセージが届きます。
このメッセージには、今後の流れや感謝の気持ち、そして期待してほしいことが記載されています。
プレゼント①:資産100億を築く成功法則10選 全26ページの電子書籍です。
「無料とは思えない」ほど充実した内容とされており、最後まで読むことが推奨されています。
プレゼント②:賞金クイズへの参加権 ジーニアスブラックボックスで出題されるクイズに正解すると、100万円がプレゼントされるとのことです。
このクイズに参加するために動画を見るよう促されます。
これらのプレゼントは、興味を引きつけるための手段であり、実際に利益を保証するものではないので、誤解しないように注意が必要です。
動画コンテンツとプロダクトローンチ手法
登録後には、クイズ正解者全員に100万円をプレゼントすると言われる動画が送られてきます。
この動画は、最後まで視聴させるためのものであり、本編への導入部分としての役割を果たしています。
例えば、ジーニアスブラックボックスでは、電子書籍の最終ページで具体的な情報公開の流れが紹介されています。
フルの動画コンテンツは3部構成で、典型的な「プロダクトローンチ」手法が用いられています。
プロダクトローンチは、製品販売前に広範な顧客基盤を築き、販売成績を伸ばすことを目指しています。
商材の価格と価値
ジーニアスブラックボックスの商材価格は20万円から40万円と予想されていますが、提供されたサービスや過去の商材と比較すると、その価値が疑問視される場合もあります。
根拠のない約束や誇大な成功を宣伝することは消費者を誤解させ、高額な出費の後に失望させることになりかねません。
もちろん、すべてが悪いとは限りませんが、「数億円を自動で稼ぐ」といった主張を鵜呑みにし、高額を支払うことは慎重になるべきです。
クロスリテイリング株式会社の評価
ジーニアスブラックボックスはクロスリテイリング株式会社によって提供されていますが、同社には悪評もあります。
そのため、この製品自体にも懐疑的な目が向けられています。
消費者は冷静に判断し、本当にその商品が期待に応える価値があるのか、提供されたサービスが実際に投資した金額に見合う価値をもたらすかどうかを慎重に考える必要があります。
まとめ
ジーニアスブラックボックスの検証を終了します。
最終的に、このシステムはプロダクトローンチによって高額な参加費を要求されることがわかりました。
高額だから詐欺、高額だから駄目ということではありません。
しかし、「完全自動で億稼げる」などという甘い言葉に乗って知識もないままFXの世界に飛び込むのは危険です。
最終的には資金を失うリスクが非常に高いです。
そのため、当サイトではジーニアスブラックボックスを一切おすすめできません。