「スマホ1台・1日5分で月収30万円」――そんな夢のような副業話、
信じても大丈夫でしょうか?
本記事では、現在SNS広告などで話題となっている
「smarich(スマリッチ)」という副業紹介サービスについて、
実際の登録プロセスや提供される案件の実態をもとに、詐欺の可能性を調査しました。
消費者庁の警告事例や実際の評判もあわせて、冷静に判断できるように解説していきます。
目次
smarich(スマリッチ)とは?副業サービスの概要

smarichは「スマホで完結」「写真に投票するだけ」「広告を見るだけでOK」など、
誰でも簡単に稼げると謳う副業紹介サービスです。
広告からLINEに誘導し、そこで副業案内がなされます。
表示される特徴(LPの内容)
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スマホ1台で稼げる
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毎日最大3万円が可能
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たった5分の作業
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LINE登録を促すボタン多数
しかしこのような「簡単に高収入が得られる」表現は、過去に消費者庁が警告した詐欺的副業と酷似しています。
参考:「誰でも1日数万円」と勧誘する副業詐欺への注意喚起(消費者庁)
詐欺の可能性は?誘導手口の特徴

SNS広告→LINE→案件紹介という流れ
smarichはSNS広告からスタートし、LINE登録に誘導されます。
登録後、いきなり「3万円プレゼント」などの文言とともに、
副業サイトや別LINEアカウントへのリンクが送られてきます。
これは「LINE勧誘型詐欺」と呼ばれる典型的な構造です。
実際にLINE登録して検証した内容

LINE登録後には、
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仕事内容の詳細な説明はない
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定型文的なメッセージだけ
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不自然なURLで外部の副業ページに飛ばされる
このように、利用者を分散的に別サービスへと誘導するのが主な仕組みです。
併せて読みたい記事
【2025年版】推し事のおしごとは副業詐欺?口コミ・仕組み・危険性を徹底解説
「紹介される副業」の正体は?
リンク先には「未経験でも年収5,000万円」など非現実的な文言が並ぶ副業案件が紹介されていました。
これらの実態は
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写真を撮って送るだけ
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広告を閲覧して収入
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初期費用0円→後に高額サポート費が発生
これらは副業とは呼べず、むしろ詐欺的手法で高額商材を売る構造に近いと考えられます。
高額請求と返金トラブルの懸念
smarichが紹介する案件では、以下のような費用が請求されるケースがあります。
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登録後のサポート費用:5万円~30万円
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ツール利用料や教材費:数十万円単位
返金には応じない、連絡が取れなくなるなどの相談も相次いでおり、早めの法的対応が重要です。
特定商取引法の表示義務違反について
smarichのLPには、以下の情報が未記載でした:
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販売業者名
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責任者
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連絡先(メール・電話)
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所在地
これは特定商取引法違反の可能性が高く、行政処分や刑事罰の対象にもなり得ます。
**消費者庁より:**特商法に基づく表示がない業者には注意喚起が出されています。
実際の口コミや評判
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Google検索:信頼性のある稼げたという証拠なし。「怪しい」「詐欺」といった声多数。
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Yahoo!知恵袋:明確な評判は見当たらず、被害報告の予兆もあり。
よくある質問(FAQ)
Q. smarichが紹介する副業は何?
→ 複数の副業サイトへの誘導リンク。実態は不明瞭かつ怪しい内容が多い。
Q. 実際に稼げるの?
→ 稼げる可能性は極めて低く、高額請求やトラブルの報告が先行している。
Q. 返金はできる?
→ 返金交渉は可能。ただし業者と連絡が取れないケースもあるため、早期の法的対応を推奨。
まとめと今後の対処法
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smarichは信頼できる副業紹介とは言えません。
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収入を得るよりも、損失を出す可能性の方が高いです。
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消費者庁の注意喚起に該当する典型的な詐欺構造。
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万一、支払いをしてしまった場合は、早急に弁護士など専門機関に相談を。